【代理店・印刷会社向】DM印刷で受注するための基礎知識

今回、広告代理店様又は印刷会社様に向けて、DMを受注するための基礎知識をお伝えします。

クライアントへ提案をする場合とクライアントから打診があった場合の2つのケースがあると思います。

ダイレクトメールをクライアントに提案する場合

この場合は、クライアントから何かいい販促はない?又はクライアントからDM印刷の打診がないけど提案してみようと思う場合があると思います。

その場合は、クライアントへある程度予算感を聞くことが必須となります。

しかしながら、「なかなか予算を聞き出すことができない」という声がでると思います。

DMを印刷して発送するには、通常のもので75円 変わったDMの場合は150円が経験上限界です。

ですので、枚数は問わず「全体で1通150円は出せますか」と聞いてみることです。

「150円は無理という」声があれば、「では半分の75円はいけますか?」と尋ねてください。

「それも無理」という場合は、DM印刷の提案はやめておきましょう。というのも、郵便代だけでも50円以上かかるからです。無駄な時間はお互いにやめておきましょう!

また、チラシをメインにしている業種は、宣伝費に1ケタの単価が染みついているのでDM(ダイレクトメール)の提案は、DMで出す理由が必要です。

ただ、不動産でも資産運用やディーラーの車検など売上額が多い場合や個人に充てたDMは有効なので提案はOKです。

クライアントからDM印刷の打診があった場合

よく、「何か変わったDMがないか?」「レスポンスがいいDMを提案してほしい」とクライアントから打診があった場合、ここでも予算感の把握は必須です。

クライアントが1枚ものはがきサイズを送っている場合は、最低50円は予算があるということ。ただネット印刷などを利用している場合は、制作費にほとんど予算がありません。
徒労に終わらないように「どこまで出せますか?」と聞くことが大事です。

よく、「レスポンスがあればいくらでも出すよ」という方は、30年経験上「一度も受注したことがない」です。このような広告担当者も敬遠した方がいいですよ。

また、100000枚まで10000枚刻みでというような単価表などの見積依頼で30年経験上「一度も受注したことがない」です。弊社も見積をお断りしています。

なぜなら、従来の業者と比較しているだけですので、絶対に100%仕事は来ません。
断言できます。
最低でも50円郵便代がかかるので500万円と50万円で450万円の差があります。
そんな差がある計画をするでしょうか?

あと、以前やったことがあるDMを必ず入手すことが必須です。それで予算感は把握できます。

ダイレクトメールができる工程を把握する。

クライアントの予算感がわかれば、あとは工程の把握です。

大きくわけて、デザイン→印刷→加工→宛名処理→発送(投函)です。

うちは「デザイン会社なので。。。印刷会社なので。。。」と自分の仕事のことだけを考えればいいというわけではありません。クライアントは、「ダイレクトメールを発送する販促」で依頼しているので、印刷がデザインが高かろう安かろう問題ではありません。

大きな分かれ目は、デザイン・印刷・加工と宛名処理・発送(投函)の間です。
なぜなら、顧客情報取り扱いでクライアントと直接契約している場合や個人情報をあちこち動かしたくない理由があります。

見積は、デザイン→印刷→加工までの価格と参考にまで金額をわけて宛名処理→発送(投函)

デザイナーがいない、印刷できない、加工ができない、ネットで調べればいくらでも出てきます。

ここからがミソ

上記でも言ったように以前にやったDMを入手することでそのDMを見ればどこで作られたものかがわかります。もしそれが難しい場合は写メでもOKです。

設備や手法の問題で、各社作り方が違います。それによって単価が違います。

圧着はがきの場合は、圧着方法とサイズで判断できます。

圧着の手法は、単価の高い順でフィルム圧着、糊圧着、ニス圧着、圧着紙の順です。

クライアントからもらったサンプルがニス圧着の場合は、フィルム圧着を提案すると受注はできません。
解決先はネット印刷を使わなければ受注ができません。

サンプルがフィルム圧着の場合は、ニス圧着を提案すれば価格では勝負できます。ただ、10年前に圧着業界がニスに移行しているので、見つけるのは難しいです。見つかればラッキー!GET!できます。

そしてはがきサイズには、広告郵便割引が一律で公表されているため、発送業者も郵便代に利益をのせることができません。なので作業費(宛名印字・郵便番号区分)を通常より高く設定していることが多い。
そこで作業費を安くすれば受注の可能性が高くなります。

A4サイズのDMの場合

はがき以外のA4サイズの大判の圧着DMの場合は、ニス圧着と糊圧着、ふち糊圧着です。
A4などの大判DMの場合、展開した状態で印刷するため、たくさん付け合わせしてコストを下げることができない傾向があることと、1枚1枚折機にかけて作成するので、時間あたりにできる枚数が少なく、はがきのようにコストをさげることができません。

ニス圧着、糊圧着など全面に圧着されているサンプルであれば、ふち糊圧着であればコスト的にも受注は可能です。ですので弊社でも力を入れているということです。専門サイトは下記のバナーよりご覧いただけます。

ふち糊圧着DM・印刷専門サイト
圧着DMの中で低コスト・短納期で作成可能なダイレクトメールUVニス圧着、フィルム圧着、糊圧着など、圧着DMを印刷・作成する中で最も低コスト・短納期で作成可能なダイレクトメールがふち糊メーラーDMです。特に大判のダイレクトメールを作成する時に

失敗しないDMの受注のまとめ

いかがでしょうか?

あくまで製作上コストだけを考えたことですので100%受注できるとは限りませんが、クライアントが検討できる状態のものを提案するということです。

クライアント(企業)が求めるものだけではなく、その先の顧客のユーザー(消費者)が理解できる情報や企画をして、その情報に必要なダイレクトメールを選ぶことが重要です。

そして高レスポンスが取れれば、次回も信頼が付き再発注を頂けると思います。

弊社では、WEBサイトとダイレクトメールのいいところどりをして新規顧客を獲得するためのDMマーケティングを推進しています。興味のある方はご覧ください。

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そもそもダイレクトマーケティングとは?ダイレクトマーケティングとは、企業がユーザー(消費者)と直接コミュニケーションを取り、商品やサービスを宣伝・販売する手法のことです。ダイレクトマーケティングの手法には大きく分けてリアル(アナログ)とWE
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