先糊圧着DMがくっついて印字できない!お悩み相談1

Q,先糊圧着用紙で作成したDMを宛名印字機にのせるとくっ付いて印字ができない!とお悩み相談。

A,基本的には使い方を間違えています。

先糊圧着の工程は、白紙の上質紙に糊があらかじめついた紙に印刷をします。先糊圧着を作成する場合は基本的には、中面に可変印字がある場合に有効です。中面印字がない場合は、むしろ高くつきます。

お悩みの印字機に詰まって給紙ができない理由

先糊圧着DMは印字をして圧着をするか、印字をしながら圧着をするかになります。そのように糊の粘度を計算して作られています。

つまり、印字が『先』で『その後に』圧着をするという工程を逆にすると何がしらかのトラブルがあります。

全面に糊が付いているので、2つ折にしろ、3つ巻、Z折などに折ると、外側の面は糊が付いているので積み重ねると圧でくっつく糊ですので、その積んだ重さでくっつくのは自然の原理です。

いろいろなことが考えられます。圧着時に必ずロールで圧をかけます。その業社がシリコンロールであれば問題はないのですが、高圧をかけるので、ほぼ鉄ロールだと思います。そうするとロールに糊が付着して大量に加工をすれば、それだけロールに糊がつきます。そのままやっていると、全部のDMに糊がつくことになります。

先糊の専用用紙は糊面と糊面どおしで圧をかけると付く糊です。メーカーによっては、2つ折り用、オープンオープン(z用)、オープンクローズの糊塗布の種類があり、又糊の向きもあります。

又圧着用紙は日持ちはしませんので受注生産です。小ロット単発には不向きです。

上記の圧着表紙を熟知しない業社が使用するとトラブルの元になります。

今回のそもそもの作成経緯は、振り込み用紙=上質紙=先糊も上質紙→ぴったり!という感じで作成したと思うのですが、圧着してから印字がそもそも使い方で間違えた故のトラブルなんでしょうね。

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